365日多趣味な日常

フィルムカメラや本、アニメなどを中心とした神田の日常

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田舎者が初めて都内の美容室に行ってきた-後編-

      2017/02/24

~中編の続き~

僕「パーマですか?」

美容師さん「そうですよ、パーマ。かけたことないですか?」

僕「いやー、ないですね。天然パーマなんで思いつきもしなかったです」

美容師さん「そうですか(笑) えーと今の長さで行くならここら辺ですかね」

先程見せてくれたヘアカタログをぱらぱらとめくりいくつか見せてくれました。

サイドを刈り上げたツーブロックがメインの髪型が多かったですね。

そこで僕が当初から気になっていた疑問をぶつけてみました。

僕「パーマかけるって言っても、天然パーマと変わります?」

美容師さん「だいぶ変わりますよー。やっぱり天然はぼさっとした印象ですけど、パーマかけてるとしっかりとした印象ですし」

僕「そうですか」

そうか、僕は今までぼさっとした印象で生きてきたのか……

なんか恥ずかしくなってきました。

僕「たとえば、今からお願いしてもパーマに変更して大丈夫なんですか?」

美容師「大丈夫ですよ。予約的にも時間はありますし」

僕「うーん、どうしよう」

美容師さん「悩んでても良いですよー。いきなりパーマってのもあれだったら、とりあえず数か月過ごしてみて次回からでもありだと思いますし」

ちょっと笑いながら僕の髪を切り進める美容師さん。

ゆっくり悩めるのは嬉しい、しかし問題は今日パーマかけるとして長さがどんどん短くなっていくという点。

パーマをかけるとしたらまたお願いする髪型が変わるから、長い方が選べる選択肢が増える。

どうしたものか……

ここは思い切ってかけるか? しかしそうすれば値段も倍増、前髪ともおさらば。

しかし、鏡に見える自分の姿は、恐ろしくかっこ悪い。見慣れてもかっこよくは感じない気がしてきた……。

こんなことを何週か順繰りと考えて、僕はパーマをかける決意を固めました。

僕「パーマで!」

美容師さん「お、分かりました!したらちょっと準備しますねー。パーマ初めてだったら任せてもらう感じでいいですか?」

僕「あ、お願いします」

僕の髪を少しだけ切りそろえて、美容師さんはバックヤードからパーマをかける道具を持ってきました。

良く関西のおばちゃんがつけてそうな髪をカールさせるためのリング?ちょっと名称がわかりませんが(笑)

などもありました。

そして僕の髪にくるくるとそいつを巻き付けて行きます。

僕「あ、これ見たことありますよ」

美容師さん「こいつのサイズで巻きの度合いがきまるんですよー。パンチパーマにはしないんで安心してくださいね(笑)」

そういって気が付けば僕の髪はカールだらけになりました。

僕「なんかえらいことになってますね、僕の髪」

美容師さん「初めて見るとそうかもですねー。あ、写真とってもいいですよ。撮る人なんてほぼいないですけどね(笑)」

僕「なら撮ります!」

美容師さん「まじっすかwどうぞwww」

そして僕は人生初のパーマかける途中を写真に収めました(笑)

そんなこんなでかけ終わり、セットをどうするかの話に。

美容師さん「ジェルって持ってます?」

僕「ワックスなら持ってますけど、ジェルはないですね」

ジェルでセットするのがいいんだったら、お勧めのやつを教えてもらってお会計の際に一緒に買おう。

そんなことをのんびり考えていたら、美容師さんがお店のジェルをもってきました。

美容師さん「そしたらかえりに買ってって下さいね!お勧めはですねー」

そういいながらジェルを手に出して伸ばし始めました。

ワックスにも種類があるようにジェルにもお勧めの種類があるんだろうなと思い、伸ばしたジェルを見ていたら

美容師さん「ドンキってご存知です?あそこのジェルが一番お勧めですね!安いですし」

ドンキ!ドンキホーテ!!

僕「ドンキってあのドンキですか?」

美容師さん「ええ、そうです。駅前にあるドンキにも売ってたと思いますよ。帰り道にぜひ!」

お店のジェルではなくドンキホーテのジェルをお勧めされるとは思わず

途端にその美容師さんが好きになりました(笑)

ジェルでセットしてもらい、その日のカットはお終い。

当初の予定とはだいぶかけ離れましたが、楽しい時間を過ごせてよかったです。

人生初の都内の美容室は紆余曲折ありましたが、また以降と思えました。

かなり無知っぷりを披露してましたので、帰ったのち裏で笑い話にされていないことを祈るばかりです(笑)

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